厚紙(画用紙)印刷するポイントは紙の厚さ!

複合機(コピー機)で厚紙印刷する方法

複合機(コピー機)でコピーや印刷するとき、通常は普通紙と呼ばれる紙を使います。

しかし、仕事をする上で普通紙以外の紙にコピー・印刷するケースは多々あるもの。
同サイトでも紹介していますが、封筒やハガキ、ラベル用紙、画用紙など、平らな紙であればコピー・印刷が複合機(コピー機)で出来るのです。

複合機(コピー機)で厚紙印刷する方法

このような普通紙以外の用紙を印刷するときは、一般的に「手差しトレイ」が使われ、紙の厚さで正確に設定する必要があります。

そこで今回は、複合機(コピー機)で厚紙コピー・印刷する方法と、紙の厚さについてご説明いたします。

▶︎目次

1.厚紙(画用紙など)印刷する方法

複合機(コピー機)で、画用紙や封筒、ハガキなど、普通紙ではない特殊な紙をコピー・印刷するとき、その用紙は通常の給紙トレイに入れず、本体側面についている「手差しトレイ」から給紙してコピー・印刷します。

厚紙コピーするとき、最初に複合機本体側面の「手差しトレイ」に用紙をセットして、操作パネルで設定していきます。

複合機(コピー機)で厚紙印刷する方法

RICOH(リコー)複合機の厚紙印刷設定方法

メーカーによって設定方法は異なりますが、ここでは「RICOH(リコー)」の複合機を参考にご紹介いたします。

➀操作パネルの「初期設定/カウンター/問合せ情報」を押す

➁「システム初期設定」を押す

➂「用紙設定」タブを押す

➃「次へ」を押して、2/2画面を表示させる

➄「用紙種類設定 : 手差しトレイ」を押す

➅用紙種類で「表示なし」を選択し、「用紙厚さ」でセットする厚紙に合わせて選択する
リコー複合機では、機種によって異なりますが、以下の厚紙1~3を選択

  • 厚紙1:106.0g/m2~169.0g/m2
  • 厚紙2:170.0g/m2~219.0 g/m2
  • 厚紙3:220.0g/m2~253.0g/m2

➆最後に「初期設定/カウンター/問合せ情報」を押して通常画面に戻し、スタートボタンを押せばコピーが開始されます。

また、パソコンから厚紙印刷するときも、お使いの機種のプリンタードライバーで設定を行いますが、コピーと同じように厚紙1~厚紙3の中から選択しなければなりません。

2.厚紙(画用紙など)印刷する際は紙の厚さがポイント!

RICOH(リコー)の複合機で厚紙するときの設定方法の中で、➅に「g/m2」という単価が使われていますが、何を表す単位なのかご存知ですか?

厚紙印刷のポイントは紙の厚さ

この「g/m2」は、「坪量」や「米量」と呼ばれ、紙1枚の1m2あたりの重さ(g)を表しています。
簡単には「1m2あたりの紙1枚の重量」を表す単位。紙を1m×1mに切ってその重さを量ったときのグラム数になります。

「g/m2」が使われる理由

では、なぜ「g/m2」が紙の厚さの単位に使われるのか不思議ですよね。

それは、同じ面積で重くなる(グラム数が増える)ということは、紙の厚みが厚くなっていくということになります。
つまり、用紙が重くなるほど用紙の厚みが増す傾向にあるため、坪量(g/m2)は「用紙の厚み」として使われているのです。

この坪量は、先程のRICOH複合機でもご紹介した通り、用紙の基本的な仕様(規格)を表す情報であるため、複合機(コピー機)の設定でも坪量(g/m2)が使われています。

そこで、複合機(コピー機)で、普通紙以下の厚紙などをコピー・印刷するときは、その用紙の坪量(g/m2)を事前に調べておく必要があります。

  • 一般的な普通紙は、64 g/ m2
  • 画用紙は種類で多少異なりますが、150.6g/m2

となっていますが、市販で購入した用紙の包装には、必ず坪量(g/m2)が明記してあるので、複合機(コピー機)で設定するときは、その坪量に該当する厚紙で設定しなければなりません。

3.まとめ

オフィスで資料を作成するとき、通常は普通紙が使われますが、普通紙以外の厚紙などをコピー・印刷するケースは多々あります。

その際、複合機(コピー機)で厚紙印刷は簡単にできますが、コピー・印刷する紙の厚さ、正確には坪量(g/m2)を把握して、設定する必要があります。

市販されている紙には、必ず坪量(g/m2)が表記されているので、厚紙印刷するときは、まず坪量(g/m2)の確認を行いましょう。